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3代にわたって繋ぐ、市金工業社とのご縁
−入社のきっかけについて教えてください。父と祖父が市金工業社で働いていたことが大きな理由です。入社以前は他社で派遣社員として設計に携わっていました。リーマンショックをきっかけに大阪への異動を命じられましたが、地元で働きたいという思いが強かったので大阪行きは断り、滋賀で転職先を探し始めました。
そこで頭に浮かんだのが市金工業社です。地元でスキルを活かして働けるので希望の条件にも合うと考え、さっそく父の紹介を受けて、無事に入社できました。現在、父はすでに定年退職していますが、3代にわたって市金工業社にお世話になっているのですから、ご縁があったと感じています。
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10年寄り添った現場で感じた、任せてもらえる嬉しさ
−思い出に残っている仕事はありますか。10年間関わってきたエンドユーザーさんの仕事です。私が入社する5年ほど前からお付き合いがあり、ずっと同じ製造ラインを納品しながら良好な関係を続けてきました。
経験が少ないと少し難易度の高い、温度精度をあげる調整を任された経験もあります。温度調整には風の流れを把握しなければならないので、手で触りながら風の方向を探りました。装置の構造も隅々まで理解して調整し、最後には満足頂ける温度分布に合わせることに成功。お客様には喜んでいただき、信頼を置いて任せてもらえたところに嬉しさを感じました。
このお客様との仕事はいったん区切りがついて終了することになりましたが、最後まで携われてよかったなと思っています。
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図面が“動く機械”になる、その瞬間がやりがいです。
−一番のやりがいを教えてください。自分が設計した機械が実際に動いた瞬間に、大きなやりがいがあります。私が担当しているフィルム延伸装置は非常に巨大です。並んでいる細かい装置を含めると全長100メートルほどに達するものもありますが、図面上では縮小されているため、この仕事に関わり始めた当初は完成後の大きさを想像するのも難しく感じていました。それでも大きな機械が実際に出来上がると、やはり面白いものですね。設計をする者なら誰もが感じる喜びではないでしょうか。社内にはフィルム延伸装置のほかにも様々な機械がありますから、いずれはほかの装置の設計にも携われたらと思っています。幅広い知識を身につけて、活躍の場を広げていくのが目標です。


積み上げた経験が、
難しい装置を“つくれる自分”に育ててくれました
機械設計
2009年入社/キャリア採用




